国内の動物園で世界三大珍獣が全部みられるのは上野動物園だけなのです。
世界三大珍獣、何かご存知ですか。
①パンダ
②オカピ
③
コビトカバ
「①パンダ」は他の記事でも紹介しているので、「②オカピ」と「③コビトカバ」について簡単に説明しておきます。
②オカピ
中央アフリカが生息地域で、絶滅の危機に瀕しています。1000万年もの昔からその姿や生態を変えないないため生きた化石と言われています。オカピはシマウマのようにいま模様がついているため、シマウマなどのウマの仲間と思わがちです。しかし、オカピのひづめはシマウマなどのウマとは違い、二つに割れています。これはキリンの特徴のためキリンの仲間に分類されています。とても警戒心の強い動物であるため、生体についてはあまり研究が進んでません。
③
コビトカバ
コビトカバは普通のカバを小さくしただけと思われがちです。コビトカバはカバの祖先にあたり昔から姿を変えていません。生態系も異なり、カバは日中に活動しますが、コビトカバは基本的に夜行性で、夕方から深夜にかけてもっとも活発に活動します。また、カバは水辺近くで生活しているのに対して、コビトカバは森の中で生活しています。他にもカバのように群れをつくることもなく、単独で生活しています。
生息地の西アフリカ地域では、味は豚に似ているということもあり食用にもされていましたが、近年では生息数の減少も懸念されています。
実は、世界四代珍獣というのがありまして、「
ボンゴ」といったウシ科の動物が4番目の珍獣です。かつては上野動物園でも飼育されていたようですが、現在は不在のようです。
ボンゴを入れて四大珍獣が揃う日も近々来るかもしれません。